来日したのは、中国の首都 北京からおよそ100キロ離れた、河北省の農村部などの小中学生などおよそ80人です。
中国の農村部では歌や楽器の演奏などの専門的な教育に触れる機会が少ないことから、中国のNGOが活動を支援していて、今回、外務省が推進する交流事業で、初めて日本を訪れました。
25日午後、埼玉県入間市で開かれた演奏会で、子どもたちは、中国でも人気の日本のアニメ映画「崖の上のポニョ」の主題歌を日本語や中国語で合唱しました。
また、日本の高校生と一緒にベートーベンの交響曲第9番、第4楽章の「歓喜の歌」を日本語や中国語、それにドイツ語で歌い上げると、会場から大きな拍手が送られていました。
中国の小学4年生、張恩予さんは「楽しくて、興奮しました。みんなとうまく合唱することができ、自分たちのよいところを発揮することができました」と話していました。
観客の80代の男性は「すばらしい演奏で、心が動かされました」と話していました。
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