LINEアプリのアルバム機能で他の利用者が保存した画像が誤表示された問題について、総務省は3日、LINEヤフーに対し、30日以内に原因や被害状況などの詳細を報告するよう求めたことを明らかにした。
総務省によると、今回の事案は電気通信事業法で事業者に報告を義務づけている「通信の秘密の漏洩(ろうえい)」にあたる。村上誠一郎総務相は同日の閣議後会見で「詳細な報告を踏まえ、再発防止に必要な対応を求めていきたい」と述べた。
LINEヤフーによると、不具合は先月28日に発生。アプリ内で画像を保存するアルバム機能に不具合が発生し、他の利用者が保存した画像が表示されるケースが相次いだ。機能のアップデート時のプログラムエラーによるもので、不具合は30日に解消したという。
LINEヤフーは昨年、ネットワークでつながる業務委託先のネイバー子会社を介して不正アクセスにあい、LINEの利用者や従業員の情報など50万件超を流出。総務省は不十分な安全管理を是正するよう、2度の行政指導を出した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。