米グーグル傘下ディープマインドは、人工知能(AI)を使った新たな気象予報プログラム「GenCast」を開発したと、6日までに英科学誌ネイチャーに発表した。東日本で100人を超える犠牲者が出た2019年の台風19号の進路を、高い精度で予測できたとしている。

 一般的な気象予報は、観測機器や衛星から得られた現在の気温や風などのデータを基に、大気の流れや降雨などをコンピューターで計算し、予測している。

 GenCastは、欧州中期予報センターのデータベースから過去40年分の世界中の気象パターンを学習。最新の観測情報を入力すると、15日後までに予想される気象や確率が導き出される。

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