菊池寛賞は日本文学振興会が毎年贈っているもので、6日、都内で第72回の贈呈式が開かれました。
ことしは「あしたのジョー」などのヒット作で知られ、漫画家として初めて文化勲章を受章したちばてつやさんをはじめ、アメリカのアカデミー賞で視覚効果賞を受賞し国内外で大ヒットした映画「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督と映像制作会社の白組など5人の個人と1団体に賞が贈られました。
ちばさんは「子どものころ、私の家に漫画は1冊もなく『漫画はおもしろいけど毒がある。漫画を読んで勉強しなくなるから読んではダメ』という家庭に育ちました。そういう中で手塚治虫さんなど先輩たちが負けないで漫画を描いて、このように表彰されるものになりました。漫画を日本のよい文化として育てていきたいです」と喜びを語りました。
また山崎監督は「子どものころからゴジラの映画に関わることが夢で、評価していただけてうれしく思います。もう1本ゴジラの映画を撮ることになりドキドキしています」と思いを語っていました。
このほか大河ドラマ「光る君へ」の脚本家の大石静さんと作家の上橋菜穂子さん、政治ジャーナリストの後藤謙次さんにことしの賞が贈られました。
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