機械商社のナラサキ産業が8日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比8%増の23億円だった。空調機器などの販売が順調に推移したほか、北海道新幹線の延伸工事関連の受注を獲得した。年間配当は前の期比30円増の105円とする。
売上高は8%増の1074億円だった。札幌市内の再開発に関連した受注は遅れているものの、最先端半導体の製造を目指し、北海道千歳市に工場を建設中のラピダスなど、半導体関連施設の建設資材需要を多く獲得した。
経常利益は7%増の30億円で純利益とともに過去最高だった。担当者は「資材高騰で仕入れ価格が上がったが、売値を上げることでうまく価格転嫁ができた」と話す。25年3月期は売上高が前期比2%増の1100億円、純利益は4%減の22億円を見込む。
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