セガサミーホールディングス(HD)は10日、大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」(宮崎市)について、米投資ファンドに売却すると発表した。経営資源を主力のゲーム事業などに集中させたい考え。売却後も株式を一部保有し、関係性は維持する。
シーガイアはホテルやゴルフ場などがあるリゾート施設。今後はホテル事業などに強みを持つ投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが運営を主導する。
セガサミーHDは、運営会社フェニックスリゾート(宮崎市)の全株式をフォートレスに売却。その後、フェニックスが発行する種類株を取得し20%の議決権を持つ。実行日は31日を予定する。
売却額は非公表。セガサミーHDは2025年3月期に株式譲渡益として約85億円の特別利益を計上する見込みと発表した。
大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」=宮崎市
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