いすゞ自動車は3日、2030年度までの中期経営計画を発表した。物流業界の人手不足問題に対応し、特定条件下で運転手が不要になる自動運転「レベル4」のトラック・バス事業を27年度にも始めると明記。30年度には全体の売上高を現状の2倍弱の6兆円に引き上げる方針だ。

南真介社長は、決められたルートを運行することが多いトラックやバスは、乗用車に比べ自動運転が導入しやすいと指摘。その上で「運転手が不足する物流業界では非常に求められている」と述べ、開発を急ぐ考えを示した。同社が生産する自動運転車両を使い、既存のバス・物流事業者などと協業する方向だ。

記者会見するいすゞ自動車の南真介社長=3日午後、横浜市

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