富士フイルム子会社の富士フイルム和光純薬(大阪市)は15日、医薬品の製造用原料の生産能力を増強したと発表した。同社大阪工場(兵庫県尼崎市)の生産能力を従来の3倍に拡大し、バイオ医薬品などの需要増に対応する。
生産棟内に製造衛生管理システムやクリーン環境を維持できる空調設備などを導入した。製造・品質の管理基準「GMP」に対応した設備で、顧客に応じて小容量から大容量まで供給できる体制を強化した。
バイオ医薬品市場では抗体医薬や遺伝子治療薬の市場が拡大しており、医薬品の製造過程で必要な製造用原料の需要が伸びているという。同社は高純度に精製できる技術や品質管理のノウハウに強みがある。
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