岩手・秋田県境にまたがる八幡平(1613メートル)の山頂付近にある鏡沼(秋田県仙北市)で、「八幡平ドラゴンアイ」が姿を現し始めた。真っ青な空と雪解け水の薄緑色のコントラストが美しい。今年は雪解けが早く、今月中にも「開眼」する見通し。
鏡沼は、直径およそ50メートルの火口湖。解けた雪が縁にたまると、中心部が丸くかたどられる。さらにその中心に水がたまって穴が開く。その様子が竜の目に似ているため、「ドラゴンアイ」と呼ばれるようになった。
台湾からの観光客のSNS(ネット交流サービス)での発信をきっかけに生まれたとされる「ドラゴンアイ」は、この時期の風物詩として定着。既に多くの観光客が訪れている。岩手県八幡平市観光協会の中軽米昭彦事務局長は「雪解けが早く、開眼も間近。多くの人たちに見に来てほしい」と話していた。【佐藤岳幸】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。