宇部マクセルが生産能力を増強するセパレーター

宇部マクセルは16日、ハイブリッド車用電池に使われる主要部材を生産する設備を堺事業所(堺市)に新設する。生産能力は約3割高まる見込み。設備投資に必要な約33億円のうち、最大11億円は政府からの補助で賄う。ハイブリッド車の需要は底堅いとみており、供給体制を強化する。

宇部マクセルが増産するのはリチウムイオン電池の主要4部材の一つである「セパレーター(絶縁材)」。同社が生産するセパレーターは乾式で、コスト面で競争力がある。主にハイブリッド車向けで使われている。新設備は2026年9月に完成する見込み。

宇部マクセルは化学会社のUBEが66%、電池大手のマクセルが34%出資している。

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