鳥取、島根両県の住民が中国電力島根原発2号機(松江市)の運転差し止めを求めた仮処分申請を退けた広島高裁松江支部決定について、住民側が最高裁に特別抗告などの不服申し立てを期限の20日までにしなかったことが21日、同支部への取材で分かった。島根2号機は定期検査による停止中で12月に再稼働を予定している。
住民側は最高裁で運転差し止めを認めない判断が維持された場合に、他の原発を巡る仮処分や訴訟に与える影響を考慮し不服申し立てを見送ったとみられる。運転差し止めを求める訴訟も起こしており、2010年の松江地裁判決で敗訴し同支部で控訴審中。
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