わかりやすい講義プログラムと教材でセキュリティー資格の取得を支援する

東京海上ホールディングス傘下の東京海上ディーアール(TdR、東京・千代田)は世界最大のサイバーセキュリティー資格団体「ISC2」の初級向け資格の取得に向けた研修サービスを始める。ISC2と提携し、IT(情報技術)エンジニアではない初心者でも取得できるよう、わかりやすい講義プログラムと教材を開発した。サイバー被害の初動対応を担える人材育成を促す。

ISC2は国際的な権威がある難関資格「CISSP」など、多くのグローバル企業が活用するセキュリティー資格を発行している。TdRの研修サービスは初級資格の「CC」向けで、将来的にCISSPを目指す新任技術者や、組織のサイバーリスクを判断する総務部や経営企画部、ITサービスの営業職などが主な対象となる。

受講料金は約18万円。ISC2の認定講師となったTdRの社員が1回6時間の講義を4回実施する。ISC2の公式教材に加え、TdRが独自に作成した初心者向けの問題集を使う。通常199ドル(約3万円)かかるCCの受験料は最大2回まで無料とする。

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