BYDの高級NEVブランド「仰望」は7月に英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」に、新型ハイパーEV『U9』を出展する。BYDが5月29日に発表した。
ハイパーEVのU9は、「e4」プラットフォームと「DiSus-X」インテリジェント車両制御システムを採用し、4個のモーターを搭載しているのが特長だ。BYDのe4と呼ばれるプラットフォームは、世界初の量産型4モーター独立駆動技術プラットフォーム、と自負する。4つの車輪すべてのダイナミクスを4モーター独立ベクトル制御により精密に制御することで、迅速なセンシング、精密な認識、堅牢な制御機能を実現しているという。
U9のモーターは4個で、トータル出力は1300hp、トルクは1680Nmを獲得する。パワフルなモーターによって、0~100km/h加速2.36秒、最高速309.19km/hの性能を実現した。
厳しいサーキットテストを経て、高温に耐えられるように熱管理システムを調整し、U9は冷却能力を向上させた。ブレード・バッテリーは放電と冷却機能を支え、デュアルプラグイン高速充電技術は最大500kWの充電パワーを持つ。これに加えて、12セットのアクティブ&パッシブなエアロダイナミックパッケージを搭載し、空気抵抗係数を低減するとともに放熱効率を高めている。
コックピットには14通りに調整可能な2座席が設置された。また、「Dynaudio Evidence」シリーズのハイエンドオーディオシステムを搭載している。
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