最近では電気自動車に全振りするのか? と思ってしまう程、電気自動車推しが凄まじいホンダ。しかし海外に目を向けてみればまだまだハイパワーガソリン車が健在で今後も投入予定があるという。そんな気になるホンダの今後出る予定の新型車をイッキ見していこう。
※本稿は2024年5月のものです
文:永田恵一/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
■BEVだけでなくエンジン車もあり!
日本メーカーで唯一、脱エンジン車の目標を掲げているホンダ。
2040年までに全世界で新車販売のすべてをBEVとFCEV(燃料電池車)にする計画だが、今後予定しているニューモデルやモーターショーで公開して市販化が予想されるモデルはBEVだけでなく、エンジン車やハイブリッド車もあり、バラエティに富んでいる。
純ガソリン車では、1.5LターボのシビックRSを2024年秋頃に発売することを発表。米国ではアキュラブランドで2LターボのインテグラタイプSが発売され、日本でも導入が期待される。また、日本ではプレリュードがe:HEVで2025年に復活する予定だ。
BEVは、まず軽商用のN-VAN e:を2024年秋に発売。さらに次世代BEVとして「0シリーズ」を発表しており、こちらは2026年から市販化する計画だ。
■日本への導入も期待したい一台:アキュラ インテグラ タイプS
北米向けプレミアムブランドのアキュラで販売されるシビックの兄弟車。320馬力の2Lターボを搭載して6MTが組み合わされる。
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■1.5Lターボ+6MTで2024年秋デビュー:ホンダ シビックRS
標準のシビックとタイプRとの間の位置付けとなるスポーツモデルで、パワーアップされた1.5Lターボを搭載し、6MTも設定。2024年内の登場が濃厚となっている。
■“デートカー”復活が楽しみ:ホンダ プレリュード
一世を風靡したプレリュードが復活。市販化は確実で、クルマ自体はシビックをベースとし、進化させたハイブリッドのe:HEVを搭載する計画。2025年の登場と予想。
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■「シティ」をイメージさせるBEV:ホンダ サステナC
2023年のJMSで公開された環境負荷を低減したBEVコンセプト。外板やリアガラスなどにリサイクル可能なアクリル樹脂を採用しているのが特徴。
■0シリーズのフラッグシップで登場予定:ホンダ 0サルーン
2026年の北米を皮切りにグローバルで展開されるBEVとして、2024年のCESで初公開されたコンセプトカー。
コンセプトとしては自動運転の普及や電費の向上などが掲げられ、ステアバイワイヤを採用し、ロボティクス技術で培った姿勢制御などによる運動性能やコントロール性の劇的な向上も目指しているという。サルーンは0シリーズのフラッグシップとして市販化予定。
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■ミニバンタイプの次世代BEV:ホンダ 0スペースハブ
スペースハブは0シリーズのミニバンタイプ。0シリーズは「バッテリー搭載量を増やすため“重くて厚い”ものになりがちだったBEVを“薄い軽い”ものにする」という点にも注力している。
また、ホンダ伝統の“メカミニマム、マンマキシマム”思想に基づいた広いキャビンによって、スペースハブはレジャーからビジネスまで、用途に応じフレキシブルに使えるものになっている。
■外部充電ができる新型FCEV:ホンダ CR-V e:FCEV
復活するCR-VはFCEVとしての機能に加え、充電でBEVのようにも使えるSUVとしてアメリカから上陸する。
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■スマホのようなソニーコラボ車:ホンダ アフィーラ
ソニーとホンダの2社によるコラボカーとなるアフィーラは2025年前半に受注を開始予定。広大なディスプレイによる車内エンターテイメントが注目だ。
■2024年秋登場予定の軽商用BEV:ホンダ N-VAN e:
N-VANのBEV版。先行予約受付中で2024年秋発売。航続距離は210kmを超える模様。
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■中国Ye(イエ)シリーズ初公開
イエシリーズは2024年4月の北京モーターショーで公開された中国向けのBEV。新開発されたBEV専用プラットフォームを採用し、第1弾として2024年末以降に発売されるSUVのP7とS7はリア1モーター車を基本に前後2モーター車も用意される。
また、第2弾となるGTコンセプトはスポーツセダンで、2025年内の市販化が予定されている。
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