フェラーリは6月3日、創業55周年記念車として2002年に誕生した『エンツォ・フェラーリ』向けに、ピレリが「Pゼロ・コルサ」タイヤを新開発した、と発表した。
このタイヤはエンツォ・フェラーリ専用に設計され、サイズやアスペクト比は2002年当時と同じだが、最新の素材や技術を導入しており、現代のタイヤと同等のグリップ、性能、安全性を実現する。前輪用は245/35R19、後輪用は345/35R19のサイズで、アクアプレーニングを防ぐために異なる方向性と非対称のトレッドパターンを持つ。
フェラーリはまた、ピレリがアフターマーケット製品として用意する『F40』(1987年に創業40周年記念車として発表)および『F50』(1995年に創業50周年記念車として発表)用の「Pゼロ」およびPゼロ・コルサの使用を公式に承認した。1987年に発売されたF40は、ピレリPゼロを装備した最初の高性能車。ピレリは、オリジナルのサイズの前輪245/40R17、後輪335/35R17の最新版を導入し、タイヤの側壁にオリジナルの文字を再現している。
1995年のフェラーリF50用のPゼロ・コルサも、フィオラノでの開発テストを受け、オリジナルのタイヤのハンドリング特性とフィーリングを尊重するように設計されている。
伝説的なスーパーカー向けの交換タイヤの公式承認により、フェラーリは歴史的に重要な跳ね馬モデルのオーナーが安心して車を使用できるようにするというコミットメントを示している。
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