天気がいい休日、「洗車でもするか」と思い外に出るとなかなかの日差し。日焼け対策が必要なところですが、「面倒だからこのままやってしまおう」と、なんの対策もせずに洗車に取り掛かってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
できるかぎりさっと済ませたいところですが、洗車は丁寧にやりたい!! という人に向け、手を抜くことなくかかる時間を短縮できる、洗車グッズをいくつかご紹介しましょう。
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_pingpao/写真:Adobe Stock、写真AC、エムスリープロダクション
水圧を強める散水ノズルと伸縮ホースはめっちゃ便利!!
自宅で時短洗車するためにぜひ取り入れてほしいのが、強い水流を得られる散水ノズルです。水流が強いほど、予洗いでボディ表面やホイール奥の汚れを流し飛ばすことができますし、シャンプーの泡流しも早くなります。高圧洗浄機があればベストですが、高価ですし、大きくかさばるために準備と後片付けが大変(持ってないですが)。
その点、ホースの先に取り付ける散水ノズルは、高圧洗浄機の水流の強さには敵いませんが、十分に強い水流が得られますし、手元でオン・オフすることも可能。園芸用で売られている1000円程度の散水ノズルでもOKですが、ショップ99から発売されている「Gジェッター」だと、水形と水流の両方を無段階で調節して組み合わせることができるため、各洗車工程や部位によって、ちょうどよい水流をつくりだすことができます。うっかり地面に落としても壊れにくいタフな構造も、洗車に使う上ではうれしいポイント。
また、散水ノズルに接続するホースも、通水すると伸びる伸縮タイプのホースがお薦めです。水を抜くと縮みますし、通常のホースに比べて軽量なので洗車後の片付けが圧倒的に楽になるほか、洗車中の取り回しもラクラクです。
ウォッシンググローブを両手に装備!! 余計な力を入れずに洗える
また、ボディを洗う際には、手に装着するタイプのウォッシンググローブがお薦めです。洗車用スポンジでボディを洗う人が多いようですが、しっかりと握りながら滑らせる必要があるため握力が必要なうえ、細かなところまでスポンジが入りにくく、洗い残しも多くなりがち。ウォッシンググローブで、よく泡立てた泡をボディラインに沿って両手で撫で広げれば、握力はほとんどいらず、ボディの隅々まで、すばやく丁寧に洗車ができます。指先をいれることで細かい部分も洗うことができるのもいいところです。
さらに筆者は、時短で済ませるため、このウォッシンググローブを両手に装着してボディを洗っています。広い面積を素早く洗うことができますし、片手で洗うよりも、両手でボディに触れて洗うほうが安定して動きやすい、と筆者は思っています。筆者は、シュアラスターの「ウォッシンググローブ」を両手に使用しています。
給油口の付近や、ドアヒンジ周辺、フロントのグリルの中、ボディとガラスの隙間など、ウォッシンググローブでは洗いにくい細部には、毛ブラシを使用しています。ドアを開けてみえるサイドシル周辺や、バックドア周辺などもこの毛ブラシがお薦め。泡を付けてコシコシと擦り洗いをしたあとは、濡れタオルで汚れを泡ごと拭き取り、乾いたタオルで拭き上げれば、水で流さなくても綺麗に仕上がります。
拭き上げタオルは大きいほうが効率いい
ボディのシャンプーが終わり、泡を流したら、今度は拭き上げですが、拭き上げの際にお薦めしたいのが、幅60センチ、長さ120センチほどの大き目のマイクロファイバータオルです。ボディ表面の水分を一瞬で吸水してくれますし、大きいことでたくさんの水を含むことができるため、絞る回数も少なくなります。拭き上げの際は、このタオルを広げ、タオルでボディを撫でるように移動させると、すばやくボディの水滴を拭き取ることができます。
こうした吸水タオルは、新品に近いほど吸水力が強いため、何度か使用して拭き取りが甘くなったな、と感じたら、思い切って新しいタオルへ切り替えるのがベター。古くなったタオルは、ドアを開けた部分の拭き上げなど、汚れが残りやすい部分に使用するようにしています。
拭き上げ後のワックスやコーティングには、近年増えているスプレータイプのワックス剤やコーティング剤がお薦め。拭き上げ後にシュッと吹きかけて拭き取るだけでいいので、短時間で仕上げまで出来てしまいます。
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洗車にかかる時間が短くなれば、億劫に感じることも少なくなるはず。これからの雨の季節は、クルマが汚れやすいことから、できるかぎりこまめに洗車をしたいところ。皆さんの洗車作業の参考になれば幸いです。
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