ケータハムカーズ・ジャパン(エスシーアイ)は、6月21日より全国の正規販売代理店にて、『スーパーセブン600』と『スーパーセブン2000』(Caterham Sueper Seven)の販売を開始する。
これらの新型は、1970年代に発売され1980年代を通じて人気を博したケータハム初期の『スーパーセブン』からインスピレーションを得ているという。スタイルとパフォーマンスが融合した、英国の軽量2人乗りスポーツカーを21世紀向けに再構築したものだ。
●日常速度域においてシンプルで純粋な運転体験を
「600」は、日常速度域において、シンプルで純粋な運転体験を提供する。『セブン170』と同じ85psを発生するスズキ製660ccターボエンジンを搭載しており、0-100kmを6.9秒で加速する。ライブアクスルシャーシも共有している。
●野性的なパワーと速いスピード
いっぽう「2000」は、野性的なパワーと速いスピードを求めるパフォーマンスファンに向けたモデルだ。172psを発生する2,000ccのデュラテックエンジンを搭載し、0-100km加速は5.0秒以下を達成する。こちらのモデルは『セブン340』と密接に関連しており、ドディオン式シャシーを採用する。また「2000」は、より大きなシャシーサイズ(Series5、ワイドボディ)でも購入可能だ。
両モデルのハンドリングを向上させたい顧客は、LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)の追加が可能だ。「2000」のドライバーは、リアアンチロールバーと調整可能なアジャスタルブプラットフォーム、4ピストンキャリパー付きフロントベンチレーテッドディスクを備えた、スポーツサスペンションパッケージを追加することで、パフォーマンスを高めることができる。
●装備のバリエーションやオプションは豊富
エクステリアでは両モデルとも、1970年代から80年代にかけて多数のケータハムモデルで見られた「フレアードフロントウィング」が目を引く。「600」は14インチのシルバーJunoホイールを、「2000」は14インチのClassicホイールを備えている。両モデルには、Avon ZT7タイヤ、クロームフィラーキャップ、ブラックレザーのMoto-Litaステアリングホイール、カーペット付きリアパネル、ポリッシュドエキゾースト、LEDリアライトが標準設定されている。
外装ペイント色は、グラビティブラック、エグゾセレッド、ビンテージグリーン、ファイヤークラッカーイエローなどから選ぶことができ、さらにオプションで11色の専用ペイント仕上げも選択可能だ。ホイールもゴールド/ボディカラー/カスタムカラーのアルミキャップから選択できる。
インテリアではさまざまな追加のカラーオプションを選択でき、カーペット、ダッシュボード、レザーシート、ギアボックスやハンドブレーキのブーツの色を選ぶことができる。選択できる色には、ディープレッド、クリーム、バーチホワイト、バーガンディ、ジンジャー、アドミラビリティブルー、ビスケットベージュなどがある。
価格はスーパーセブン600が866万8000円、スーパーセブン2000が1146万2000円からとなる。また、期間限定で「スーパーセブン600クラシック」も発売され、価格は899万8000円だ。
さらに6月21日よりセブン170とセブン340の価格が改定される。「セブン170S」は811万8000円(約4.7%プラス)、「セブン170R」は839万3000円(約5.2%プラス)、「セブン340S」は1091万2000円約5.0%プラス)、「セブン340R」は1118万7000円(約5.4%プラス)となる。
●ケータハムについて
ケータハム(ケータハム・カーズ・リミテッド)は、グラハム・ニアンが1973年に、ロータスの創始者コーリン・チャップマンからロータス『セブン』製造・販売のための型、デザイン、その他独占権を獲得して以来、軽量で2人乗りのスポーツカーを生産している。
チャップマンへのオマージュとして、ケータハムは“ドライビング・エクスペリエンスと楽しさをすべての活動の中心に据えること”を哲学としているという。個々のユーザーにパーソナライズされた体験を提供するため、公道とサーキットの両方において、ユーザーの志向と運転の好みに合った車を作るための、幅広い選択肢を提供していると自負する。
ケータハム車は英国国内だけで生産されている。ケント州ダートフォードに本社を置き、1987年以来、組立てとキットビルドの両方で車を製造している。2023年現在、世界の15の主要市場で30以上の公式販売店によって販売されている。
また、モータースポーツ活動として、様々なレベルのドライバーを対象として、英国で5つのレースシリーズを運営している。エントリーレベルのレースシリーズであるケータハム・アカデミーでは1995年以来、1300人以上の初心者ドライバーがレーシングドライバーとしての資格を取得しているという。
日本では2009年以来、VTホールディングスが輸入代理店だ。VTホールディングスは、日本最大の自動車ディーラーグループの一つ。2021年からはケータハムの親会社になっている。エスシーアイはVTホールディングスグループのひとつ。
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