ヒョンデの高級車ブランドのジェネシスは、7月6日からドイツ・ニュルブルクリンクで「ジェネシス・トラック・タクシー・ノルドシュライフェ」プログラムを開始する。ジェネシスが6月21日に発表した。

このプログラムは、世界で最も複雑でスリリングなサーキットの一つであるニュルブルクリンクで、一般のユーザーに乗車体験を提供するものだ。

メディア向けのイベントには、ジェネシスのチーフクリエイティブオフィサーであるルク・ドンカーヴォルケ氏、ヒョンデの欧州テクニカル・センター(HMETC)の責任者タイロン・ジョンソン氏、そしてジェネシスのブランドパートナーであり伝説的レーシングドライバーのジャッキー・イクス氏が参加した。

ニュルブルクリンクはドイツの有名なサーキットであり、全長20.832km、73のコーナー、変化する路面、そして300mの高低差を持つ、世界で最もテクニカルなサーキットの一つである。

ジェネシスは、スポーティセダン『G70 』の「3.3T」モデルを使用して、ノルドシュライフェでの高速走行における性能、耐久性、安定性を確認している。このモデルは、ダイナミックな走行性能、革新的な技術、そしてクーペのようなアスレチックなデザインを持つ。

ドイツのリュッセルスハイムにあるHMETCと協力し、G70はサスペンションとダンパーの強化を受けた。さらに、ブレーキ冷却を改善するために追加のブレーキダクトが取り付けられ、フロントバンパーからフロントホイールアーチに空気を導入する。トランスミッションオイル冷却ラインにはヒートシールドが装備され、サーキット条件下での過熱を防ぐ。また、ジェネシスとミシュランは提携し、専用のスポーツタイヤ「MICHELIN Pilot Sport 4S」を供給する。

ジェネシス・トラック・タクシー・ノルドシュライフェは、マグマをイメージしたオレンジのボディカラーとまとっている。なお、1回の乗車には、ドライバーを除いて3名まで許可されている。

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