中古車相場が大きく動くのがフルモデルチェンジのタイミング。そこで、2024年5月から直近1年半にフルモデルチェンジや大幅改良を行った人気モデルの中から、トヨタ アルファードの先代モデルの中古車相場の動きを、新型登場直前の時期と比較してみた。

※本稿は2024年5月のものです
文:萩原文博/写真:トヨタ・ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年6月26日号

■トヨタ アルファード(先代:2015~2023年)

トヨタ アルファード(先代型)。2017年12月のマイナーチェンジでフロント周りのデザインが変更された

 先代型アルファードは2015年1月に登場。開発コンセプトは「大空間高級サルーン」で、高級ミニバンという枠にとらわれない新時代の高級車として開発された。クルマの骨格にあたるプラットフォームから一新され、構造用接着剤などを使用し、優れた乗り心地や静粛性、そしてハンドリングのよさを実現した。

 フルモデルチェンジは2023年6月に実施。中古車の平均価格は直前の5月が約468.4万円。そして現在は約451.9万円と値落ちは緩やか。これは、アルファードは人気モデルゆえ、モデルチェンジ直前に未使用中古車が市場に出回らなかったことが大きく影響している。

 ただ、現行型の中古車もすでに約150台流通しており、今後は値落ちが進むだろう。

●トヨタ アルファード(先代型)
・フルモデルチェンジ直前(2023年5月)の中古車平均価格:約468.4万円
・2024年5月上旬の中古車平均価格:約451.9万円(約17万円下落)
・中古車オススメ度:★★★☆☆

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