BYDは9月、欧州市場で新型電動SUV『シールU DM-i』を発売する。BYDが6月12日に発表した。日本市場に導入されたセダンの「シール」シリーズのSUVだ。

シールU DM-iは、5人乗りのDセグメントSUV。ブランド初のヨーロッパ向けプラグインハイブリッド車(PHEV)になる。BYDのPHEVは「Super DM(デュアルモード)」と呼ばれる。この技術は、優れたエネルギー効率、低燃費、そして優れた走行性能を実現する、と自負する。

BYDのSuper DM技術は、効率的なEV走行を優先し、低燃費を実現する。電動駆動を優先し、燃料の使用を最小限に抑える。AWD仕様は、前150kW、後ろ120kWの高出力電動モーターに18.3kWhのBYDブレードバッテリーを搭載している。1.5リットルの4気筒ターボエンジンと組み合わせることで、システム全体の最大出力は238kW、最大トルクは550Nmに達する。

一方、FWD仕様は、72kWの1.5リットルエンジンと145kWの高出力電動モーターを搭載し、システム全体の出力は160kW、最大トルクは300Nm。EVモードの航続は80km(WLTP基準)で、満充電・満タン時の総走行距離は1080kmに達する。

さらに、18kWのDC充電が標準装備されており、30-80%の充電が35分で完了する。

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