3代目となる新型フリードが本日正式発表、6月28日から発売される。価格はAIRの1.5Lガソリン車が250万8000~274万1200円(FF)、AIR e:HEVが285万7800~309万1000円(FF)。フリードクロスターの1.5Lガソリン車が281万2700~285万6700円(FF)、フリードクロスターe:HEVが316万2500~320万6500円(FF)。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ、ベストカーWeb編集部
■シンプルなAIRとクロスオーバースタイルのクロスター
3代目となる新型フリードが8年ぶりにフルモデルチェンジし、6月27日に正式発表となった。発売は6月28日から、月間販売計画台数6500台。
ラインナップは標準ボディのAIRとクロスオーバースタイルのフリードクロスターの2種類で、AIRは6人乗りと7人乗り、フリードクロスターは5人乗りと6人乗りを用意。
エクステリアデザインはAIRはシンプルかつ上質なデザインで、シンプルなキャラクターラインが特徴。いっぽう、フリードクロスターはクロスター専用の高輝度シルバーのグリルをはじめ、樹脂製アーチや前後バンパーなど、アウトドアテイスト溢れる力強いデザインとなっている。
ボディサイズはAIRが全長4310×全幅1695×全高1755mm、クロスターが全長4310×全幅1720×全高1755mmで、AIRは5ナンバーサイズ、クロスターは3ナンバーとなる。ちなみにプラットフォームは先代からの流用で、2モーターのe:HEVを搭載するために全長が45mm拡大している。
インテリアは直線を基調としたシンプルなデザインで、7インチTFT液晶メーターは、速度や現在時刻など、必要最小限の情報に絞り込んだシンプルな表示とし、見やすさとわかりやすさを追求している。
またセンターパネルは、運転に関する操作スイッチと空調などのスイッチを左右でゾーニングして配置することで、運転時も直感的にスイッチ類を操作できるようにした。
注目のシートアレンジは、まず1列目のシート形状を工夫し、ウォークスルーや2列目シートへのアクセス性を向上するなど、さらに使い勝手を高めた。
ベルトラインを水平基調とするとともに、前方から側面を連続性のある視界とし、さらに3列目席は、リアクォーターウインドウを四角基調に変更し、先代モデルよりも窓の面積を拡大するなど、全席で明るく開放感が感じられるものとなっている。
特に3列目シートは座り心地の良さはそのままに、シート構造部の軽量化と薄型化を実現。また、シート跳ね上げ時の固定位置を低く、ほぼ垂直とすることで、荷室への張り出し量を最小限とし、畳んだ際のシート間の距離を現行より約160㎜拡大。荷室の使いやすさと自由度がより向上している。
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■ハイブリッドは1モーターから2モーターに変更
1.5Lガソリンエンジンは静粛性に優れたポート噴射エンジンを採用。CVTは、フリクションの低減により伝達効率を向上させるとともに、ローレシオ設定により多人数乗車時にもスムーズな加速を得られるという。
今回のフルモデルチェンジの最大のポイントの1つがハイブリッドの進化だ。これまでの1モーターi-DCDから2モーターのe:HEVに変更され、先代に比べ、低速域からスムーズで力強い加速フィールが実現。
WLTCモード燃費はAIRガソリン車(FF)が16.4~16.5km/L、クロスターガソリン車(FF)が16.4km/L、e:HEVのAIRが25.3~25.6km/L、クロスターe:HEVが25.3~25.5km/L。
■先代フリードのパワートレーン
HV=1.5Lエンジン(110ps/13.7kgm)
+電気モーター×1(29.5ps/16.3kgm)
1.5Lガソリン車=129ps/6600rpm、
15.6kgm/4600rpm
■新型フリードのパワートレーン
HV=1.5Lエンジン(106ps/13.0kgm)
+電気モーター×2(123ps/25.8kgm)
1.5Lガソリン車=118ps/6600rpm、
14.5kgm/4300rpm
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