トーヨータイヤが乗用車向け新スタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3(オブザーブ GIZ3)」を新発売。SUV用のサイズも新たにラインナップして、8月より順次販売が開始される。
OBSERVE GIZ3はアイス性能の向上を目指したスタッドレスタイヤ。降雪時の日中に気温の上昇で雪が解けたシャーベット状態や、気温が低下する夜間にはそれが凍結してアイス状態になるなど、刻々と変化する国内の冬季の路面状況をふまえ、アイス路面でのブレーキ性能や発進時のトラクション性能を大幅に進化させつつ、その効き目がより長く続くタイヤとして設計されている。
開発にあたってはタイヤと路面の密着性に着目し、パターン設計と配合技術の両面から性能向上が図られている。トーヨータイヤ独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」によりスノー予測技術を活用し、新パターン「ヘリンボーンサイプ」および「アッセンブルブロック」を開発。タイヤと路面の接地圧を分散するとともにブロックの倒れ込みを抑制している。
また、「持続性高密着ゲル」および「サステナグリップポリマー」を配合した新たなコンパウンド「密着長持ちゴム」を採用することで、低温でもゴムの柔らかさを維持。これらの改良によってタイヤと路面の密着性が増し、アイス路面でのブレーキ性能は同社従来品(OBSERVE GIZ2)比で22%の向上を実現。
経年変化による性能低下を抑え、アイスブレーキ性能の効き目を持続させたほか、ポリマーの一部に自然由来のサステナブル素材を使用し、環境配慮も実現している。13インチから20インチまで全68サイズ展開で、乗用車だけでなくSUVクラスまで幅広く対応する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。