メルセデスベンツは7月20日、ドイツ・シュトゥットガルトのウンターテュルクハイム工場の120周年を祝うイベントを開催した。
この工場は、1904年5月にダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフトの管理部門がカンシュタットから移転して以来、エンジンやコンポーネントの生産、開発、テストの中心地として機能してきた。現在では、年間200万以上の製品がこの工場から出荷され、世界中の生産施設で使用されている。
ウンターテュルクハイム工場は、メルセデスベンツのグローバルなパワートレイン生産ネットワークの中核を担っており、高技術の拠点として位置づけられている。特に、電動車のバッテリーやセルの開発を行う新設の「メルセデスベンツ eキャンパス」は、電動化への重要な一歩となっている。数億ユーロの投資により、ウンターテュルクハイムの役割がさらに強化される見込みだ。
メルセデスベンツの独ウンターテュルクハイム工場記念イベントには、メルセデスベンツグループの取締役会のオラ・ケレニウス会長や、取締役会メンバーのヨルグ・ブルツァー氏などが出席し、従業員とその家族、友人たちと共に祝った。イベントでは、工場の歴史や現在、未来についての展示が行われ、レーザーショーで締めくくられた。
ウンターテュルクハイム工場は、ネッカー渓谷に広がる複数のサブサイトを持ち、電動車と電動化された車両のための柔軟な駆動システムを生産している。2024年からは、メルセデスベンツEVの電動駆動ユニットの生産が開始される予定だ。
メルセデスベンツは、2022年から自社の生産拠点をカーボンニュートラルにしており、2030年までに生産エネルギーの70%以上を再生可能エネルギーで賄う計画。最終的には、2039年までに全ての生産拠点を100%再生可能エネルギーで運営することを目指している。
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