2024年末の発表に向けて新型スイフトスポーツの開発が順調のようだ。国内のスズキテストコースにてを試験をしているという情報が入った。そこで現時点で入っている新型スイフトスポーツの情報を改めてお届けしよう。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部(トビラのCGイラストはベストカーが製作したもの)

■2024年9月のデビューに向けて順調に開発中

48Vマイルドハイブリッドが搭載される新型スイフトスポーツ(CGイラストはベストカーが製作したもの)

 スポーツじゃないほうの新型スイフトは2023年12月にデビュー。950㎏という軽量高剛性ボディのHEARTECTや最大熱効率40%を達成したZ12E型1.2L、直3(82ps/11.0kgm、モーターは3.1ps/6.1kgm)も話題となった。

 7月17日、スズキが開催した「技術戦略説明会」においても、現行スイフトスポーツのHERTECTはホワイトボディが192㎏と先代比-40㎏、車両重量は先代比-70㎏の970㎏と紹介され、今後もさらなる軽量化に挑むことを明らかにしている。

 新型スイフトスポーツは、新型スイフトをベースにしながらも、パワートレーンに関してはZ12E型の1.2L、直3マイルドハイブリッドをベースにしたものではなく、新開発のK14D型1.4L、直4ターボエンジンに48V、ISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)が組み合わされたマイルドハイブリッド仕様になる。

エンジンは直4、1.4Lターボの改良タイプで、これに48V・ISGのマイルドハイブリッドを組み合わせる。トランスミッションは現行型と同様の6速MTと6速ATとなりそう

 この48Vマイルドハイブリッドは2020年4月から現行スイフトスポーツのハイブリッドモデルが発売されている。129ps/23.9kgmと日本仕様の140ps/23.4kgmと比べると劣るが13.6馬力のISGを搭載している。

 組み合わせられるトランスミッションは6速MTのみの設定で、低速域からの加速性能が向上しており、NEDC複合サイクルで約16%の燃費向上と約15%のCO2排出量削減を実現しているという。

 電圧48VのIGSは加速時や高負荷の運転の際、エンジンパワーをアシストし、減速時には発電をして専用のリチウムイオンバッテリーに充電するシステム。このIGSによってどれくらい重量が増えるのが心配になってくる。

 欧州仕様のスイフトスポーツのマイルドハイブリッドは1025㎏で、日本仕様のスイフトスポーツは970㎏と55㎏重い。トータルで950㎏の現行スイフトマイルドハイブリッドに対してどれくらいの重量増になるのかだが、おそらく1トンは切ってくるだろう。

現行スイフトスポーツの軽量高剛性ボディ「HEARTECT」

■価格は250万円以下!?

現行スイフトをベースに重量増をどこまで抑えてくるのか見もの(CGイラストはベストカーが製作したもの)

 ボディサイズは全長3990(先代3865mm)×全幅1750(先代1735mm)×全高1500mm(先代1500mm)、ホイールベース2450mm(先代も同じ)と予想。先代モデルから3ナンバーボディは継承する。

 価格については現行スイフトハイブリッドMZ(2WD)の価格が216万7000円ということを考えるとギリギリ250万円以内に収められるかどうかというところだという。現行スイフトスポーツ(216万4800円)はまさに格安だが、新型もどうにか230万円台で売ってほしいものだ。

 予想発表時期は今のところ、2024年9月だが新型フロンクスの発売と重なるということもあり、年内にずれ込むかもしれないという情報も入ってきている。

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