クルマを公道で走るには、皆さんもご存じの通り「車検」に合格しなければならない。そしてその「車検」に合格した暁には、その証となるステッカーをクルマのフロントガラス付近に貼らなければならない。ここでは、自動車検査標章、いわゆる「車検ステッカー」の、ささやかだがとても助かる改良についてお伝えする。

※本稿は2024年7月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:AdobeStock(トップ画像=U4@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2024年8月10日号

■車検あるある!? あのステッカーのイライラが軽減!

2023年7月からは貼付位置が変更された「車検ステッカー」。実は昔からとある問題を抱えていた……(U4@AdobeStock)

 国交省は、フロントウィンドウに貼り付ける車検ステッカーの台紙を改良し、貼り換えがより簡単になるよう作り直しました。現場では「剥がれにくい」との声も多く、これで作業の負担も軽減されそうですね。

●片岡氏のコメント

 車検ステッカーと呼ばれる自動車検査標章は、2023年7月から運転席側の上部端に貼り付けるように変更された。この車検ステッカー、台紙からうまく剥がすのが難しかったよね。ディーラーや修理工場の整備担当者などからはたびたび文句が出ていた。

 そこでレーザープリンターで出力する新しい台紙に切り替え、2024年6月17日から全国の運輸支局と軽自動車検査協会でこれを使うようになったのだ。これで失敗が少なくなるね。

 ただし、電子車検証の開始に合わせて車検ステッカーを印刷できるようになった整備工場や、行政書士用の台紙は従来のままだから、そこはもう少しだけ苦労するかも。

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