エコロジーがもてはやされる時代に、排気量だのパワーだのと言っていたら総スカンを食らってしまう。しかーし! クルマ好きの諸君なら一度は夢見たはずだ。燃費や維持費を気にせず、快音を響かせようと。ということで、ここではあえて排気量、パワー、トルクなどに着目し、どデカい底力を秘めた破天荒でパワフルなクルマをご紹介しよう。

※本稿は2024年7月のものです
文:ベストカー編集部/写真:日産、レクサス、トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年8月10日号

■最も排気量が大きいクルマ

レクサス LX570(2007年):5662cc 先代のLXはランクル200よりも排気量の大きい5.7L、V8を搭載して差別化

●レクサス LX570(2007年):5662cc

 エコ時代に逆行していると言われようが、大排気量NAの気持ちよさは一度味わえばもう虜。余裕のトルクで意外に燃費がいい!?

●ダッジ バイパー(1991年):7993cc

ダッジ バイパー(1991年):7993cc 2代目は初代より大きい8390ccだったが、日本では正規で販売されなかった
最も排気量が大きいクルマ(赤文字は現行モデル。以下同)

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■最もパワーがあるクルマ

●日産 GT-R NISMO(2013年):600ps

日産 GT-R NISMO(2013年):600ps 2013年に初登場し世界をあっと言わせた。GT3マシンにも使われている高効率大容量タービンの採用などにより600psをマーク

●レクサス LFA(2010年):560ps

レクサス LFA(2010年):560ps ヤマハ製の4.8L、V10は560psのパワーも凄いが、スムーズな回転フィールが当時世界一と言われた

●ブガッティ シロン(2016年):1500ps

ブガッティ シロン(2016年):1500ps ヴェイロンは1001ps→1200psへと進化したが、シロンは一気に1500psで登場

 280psのメーカー自主規制が2004年に撤廃となって日本のスーパースポーツは大きく進化。非常に感慨深い。対し輸入車はやりたい放題で1000ps級もあるが、BEV時代になると日本車も登場する!?

最もパワーがあるクルマ

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■最もトルクのあるクルマ

●トヨタ ランドクルーザー300 3.3D(2019年):71.4kgm

トヨタ ランドクルーザー300 3.3D(2019年):71.4kgm 3.3L、V6ツインターボディーゼルは、その力強いトルクでグイグイ加速させる

●ベントレー ミュルサンヌ:104.0kgm

ベントレー ミュルサンヌ:104.0kgm 高級車はジェントルなだけでなく圧倒的な加速性能も必要とされている

 最高出力は最高速、最大トルクは加速性能と関係がある。日本車でGT-R NISMOをも抑えてランクル300の3.3Lディーゼルがトップというのが凄い。一方輸入車のトルクの突き抜け度は半端ない。電子デバイスの発達があってこそ。

最もトルクのあるクルマ

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■最も燃料タンクが大きいクルマ

●トヨタ ランドクルーザー70(2023年):130L

トヨタ ランドクルーザー70(2023年):130L リザーバータンクなしで130Lは凄すぎ。大容量タンクは強靭なSUVの証だ

●フェラーリ 550マラネロ(1996年):114L

フェラーリ 550マラネロ(1996年):114L 燃費の悪いスポーツカーは大容量タンクが必須だった

 燃料タンクがデカい=燃費が悪い、はある意味正解。しかしハードなSUVたちは給油できない場所を走り続けなければいけない、その使命のためのデカタンクだ。

最も燃料タンクが大きいクルマ

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【番外編1】最も長い車名

●三菱 デリカスペースギアロングスーパーエクシードクリスタルライトルーフ

クリスタルライトルーフのロングモデルが特に人気だった

●ランチア デルタアッカエッフェ インテグラーレ エボルツィオーネ ドゥエ コレツィオーネ エディツィオーネ フィナーレ

日本で販売されたインテグラーレ コレツィオーネの正式名称

 長い名前と言えは落語の『寿限無』。そこまでは長くないが、車名を読むのも書くのも罰ゲーム級長さだ!

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【番外編2】最も気筒数が多いクルマ

トヨタ センチュリー

 日本車はセンチュリーのV12、輸入車はチゼータのV16、シロンのW16が最大気筒数だ。

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