ついにティザー画像が公開された新型N-BOXジョイ。しかし画像をよく見るとおかしなことに気付く。話題のチェック柄シートって、シートの表じゃなくて裏側に付いてね?

文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ

■この状態だとシート表側は見えないはず……

ホンダが公開したN-BOXジョイのティザー画像。チェックの内装が見えるがこれってシートの裏側では?

 8月22日、ティザー画像が公開されたN-BOXジョイ。デリカミニやスペーシアギアといったライバルを追撃するSUV系スーパーハイトワゴンだ。

 公開されたティザー画像は、運転席付近から後方を振り返った車内の画像。リアハッチが開いていて、その先には大海原と思われる気持ちのいい風景が広がっている。

 いっぽう車内だが、リアシートと思われる部分はチェック柄で覆われている。軽快さがあって好感が持てるが、よく考えるとおかしなことに気付く。

 ノーマルN-BOXでも、リアシートを前方に倒してダイブダウンさせればこの状態が作れる。ホンダのウェブサイトにも同種の画像が掲載されている。

 しかしこのとき、リアシートは前方に潜って倒れている状態だから、シート表側の柄は見えないはず。見えるのはあくまで、リアシートの背もたれの「裏側」と、リアシートとラゲッジの段差を埋めるラゲッジボードなのだ。

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■後席ダイブダウンのチルモードがウリ!?

純正アクセサリー「ユーティリティーネット」の説明図。ほら、シート裏側やラゲッジボードまでチェック柄!

 まとめよう。ティザー画像のN-BOXジョイの車内にはチェック柄シートが写っている。ところがこれ、シート座面や背もたれじゃなく、背もたれ裏側とラゲッジボード。つまりN-BOXジョイは、わざわざシートの裏側までチェック柄にしたということだ(上位グレードのみと予想)。

 そう考えるに足る証拠もある。N-BOXジョイの純正アクセサリーのページだ。8月22日に、純正アクセサリーとして「ユーティリティーネット」が公開されているのだが、この画像にはまさに、シート背面とラゲッジボードのチェック柄が写っている。N-BOXジョイはリアハッチを開けても、絵になるクルマなのだ。

 いったいなんでこんなことするのか。これはあくまで推測だが、N-BOXジョイはSUV系を名乗るうえで、この「後席ダイブダウン状態」が推しポイントなのだ。ティザー画像のようにリアハッチを開け放ち、休んだりお茶を飲んだりする「チルモード」を、アピールしたいのではなからろうか。

 先述した純正アクセサリーのページでも、ダイブダウン状態の車内にさまざまなアイテムを置いて、ドライブ先での楽しいひと時が演出されている。

 ともかく、ホンダ渾身のN-BOXジョイは、今週登場する。どんな嗜好をこらしてくるか、楽しみに待とうではないか!

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