BYDとメルセデスベンツの合弁会社、騰勢汽車(Denza、デンツァ)は8月20日、新モデルの『Z9GT』と『Z9』を中国で発表した。価格帯は33万9800元(約695万円)から41万9800元(約859万円)だ。

Z9GTは、BYDの新技術「易三方」を初めて搭載したモデル。易三方は、3モーター独立駆動と後輪デュアルモーター独立操舵技術の融合を実現した世界初の車両知能制御技術プラットフォームで、これにより車両の性能と豪華さを兼ね備えた新基準を設定するとしている。

デンツァZ9とZ9GT発表イベント

Z9GTは、3モーターの協調により約1000hpを発揮し、0-100km/h加速は3秒台を実現。また、飛び出してきた鹿の回避を想定したムーステストで93.6km/hの新記録を樹立し、140km/hの高速走行中にタイヤが外れても、3輪で安定して走行できるという。

Z9GTは、Elegance in Motionという新しいデザイン理念を採用し、豪華さと快適さを兼ね備えた車内空間を追求する。Z9も同様に易三方技術を搭載し、商用や家庭用など多様なニーズに応える。

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