メルセデスベンツの特別車両部門は8月29日、最新の安全技術を搭載した『ウニモグU430』を9月11日、ドイツ・ニュルンベルクで開幕する「ガラバウ2023」で初公開すると発表した。

ウニモグU430は、2024年7月に施行されるEUの車両安全規制(EU Regulation 2019/2144 General Safety Regulation II、略称GSR)に対応しており、ドライバーと道路利用者の安全性を向上させる。

サイドガードアシスト、フロントガードアシスト、交通標識アシスト、バックカメラ、タイヤ圧力低下警告システムを標準装備。また、キャブには追加の補強が施され、ECE-R29/3の商用車基準に適合する。

さらに、ウニモグU430には新しいUNI-TOUCH操作システムが搭載されている。このシステムは、車両の操作パネルを置き換え、よりエルゴノミックで直感的な操作を可能にする。センターコンソールはスリムなデザインに再設計され、前後方向および横方向に移動可能。10.5インチ(26cm)のタッチスクリーンは、作業に応じた設定を簡単に行えるように設計されており、画面の回転や傾きも可能だ。

オプションのマルチファンクションレバーは、自由に割り当て可能なコントロールを備え、運転席または助手席に取り付けることができる。レバーは常に右手で操作され、アームレストに固定されているため、スイベルシートの動きに合わせて自動的に動く。これにより、ドライバーはよりエルゴノミックに作業できる。

ガラバウ2023に展示されるウニモグU430は、前部に草刈り機とスプレッダーを装備。MULAGのMFK 500フロントブーム草刈り機は、6m(テレスコープ使用時は7m)のリーチを持ち、両側で使用可能だ。BUCHER MunicipalのYeti W27スプレッダーは、乾燥材容量2.7立法m、塩水容量1280lのFS-30散布方法に最適化されている。

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