今やクロカンの代名詞と言っても過言ではないほど、現在進行形で爆発的大ヒットしているスズキの看板娘であるジムニー。そんなジムニーなのだが、ある一方で3ドアによる不便性が嘆かれることもしばしば。しかしここで朗報。実はジムニーの5ドアモデル、存在しているんです!

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

■まずはジムニーの歴史をおさらい

こちらは初代ジムニー。軍用車的な雰囲気がたまらない

 軽自動車でありながら、本格的なラダーフレームやリジットサスペンション、副変速機付きのパートタイム4WDなど、本格クロスカントリーモデルとして初代から現在に至るまで高い人気を誇っているスズキ ジムニー。

 その高い走破性は日本国内にのみならず、海外でも高い評価を集めており、軽自動車枠を超えるエンジンを搭載し、ワイドなフェンダーを備えたものが販売されているのはご存知の通りで、日本国内でもジムニーシエラとしてラインナップされている。

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■えぇそうなの!? 日本国外では5ドアモデルも売られている

こちらがジムニー5ドアモデル。早く日本に来てくれぇぇぇ!!

 そんなジムニーシエラは海外でも人気の高いモデルとして知られているが、3ドアのボディでは使い勝手の面でやや劣るという声が以前からあった。そんな声にようやく応える形で2023年1月に5ドアモデルを発表。

 ただこのジムニー5ドアはインドのスズキ子会社であるマルチ・スズキ・インディアが生産するもので、インドやアフリカ、中南米などで販売されるモデルとなっており、日本への導入は現在のところ言及されていない。

 しかし現行型になってからはオフロード性能はもちろんのこと、オンロード性能も向上して快適性がアップ。

 今までのジムニーファンだけでなく新規のジムニーユーザーも多く獲得することになり、それに合わせて使い勝手の良さを求める声も大きくなっていることから、日本への導入も秒読みという意見もある。

 そこで気になるのが、ジムニー5ドアが日本ではいくらくらいで販売されるのか? ということだろう。

 基本的に3ドアと5ドアはエンジンやトランスミッション、4WDシステムなどのメカニズム面は共通で、リアドアが備わることでホイールベースが340mm、全長が435mm伸びている以外は装備面で極端な違いは存在していない。

 ただ海外では5ドアモデルの方が3ドアモデルよりも上級車という位置づけとなるため、グリルにメッキの加飾が備わったり、装備を簡略化したグレードが存在しないという差異はあるようだ。

 そして気になる価格だが、オーストラリア仕様で比較すると、3ドアモデルが40,335オーストラリアドル、5ドアモデル(現地ではジムニーXLと呼ばれる)が42,735オーストラリアドルとなっている。

 日本円にすると執筆時点で3ドアがおよそ385万円、5ドアが419万円ということになり、5ドアの方が1割弱高いということなるので、それに日本仕様のジムニーシエラの価格を当てはめるとおよそ214万円~238万円と、非常に現実的な価格となる。

 もちろんこれはあくまで輸出仕様の価格から想像した机上の空論のもので、そもそも日本でジムニー5ドアが登場することすら発表されていないのだが、この価格帯であれば欲しいという人は少なくないのではないだろうか?

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