ZFは「IAAトランスポーテーション2024」において、フォードトラックスとの間で電動パワートレイン供給の長期契約を締結した、と発表した。

ZFはこれにより、欧州における電動ドライブのリーディングプロデューサーとしての地位をさらに強固なものにした。この契約により、フォードトラックスは最新のゼロエミッション技術を搭載した電動トラックを市場に投入する。

ZFが最初に供給するのは、CeTrax 2デュアル電動センタードライブで、フォードトラックスの重荷電動リジッドトラックに搭載される。契約の一環として、ZFは今後のモデルが生産に入る際にさらなる電動ドライブバリアントも供給する予定だ。

ZFのCeTrax 2シリーズは、コンパクトでモジュラー設計が特徴。従来の内燃機関(ICE)トランスミッションと同じ取り付けスペースに収まる。この設計により、製造業者は顧客の要望に応じて、同じ生産ラインで内燃機関ドライブトレインまたはCeTrax 2電動中央ドライブのいずれかをインストールする柔軟性を持つことができる。この柔軟性は、特に従来のICEラインに比べて初期の生産量が比較的少ないeモビリティ生産への移行を効果的に管理するのに役立つという。

さらに、ZFはフォードトラックスの電動リジッドトラックに電動油圧ステアリングポンプ(EPHS)も供給する。このステアリングデバイスは、eモーターを搭載し、車両のドライブトレインに依存せずに効率的な油圧ステアリングシステムの運用を可能にするオンデマンド油圧フローを実現するよう設計されている。

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