フォルクスワーゲンは4月25日、中国で開幕した北京モーターショー2024において、コンセプトカーの『ID.CODE』を初公開した。

この新しいコンセプトカーは、中国の顧客ニーズに合わせたものであり、大型電動SUVの将来像を示している。ID.CODEはレベル4の完全自動運転を想定して設計されている。

また、フォルクスワーゲンは電動サブブランド「ID.UX」を通じて、中国市場でのブランド体験を強化し、新しい顧客層へのアプローチを図る。ID.UXは、特に若年層の顧客を対象としたライフスタイル指向のモデルを提供する。

2030年までに、フォルクスワーゲンは中国の顧客向けに全ての動力系統とセグメントをカバーする30車種以上の新モデルを投入する計画だ。これには、2027年までに市場デビューを果たすID.UXサブブランドからの5つのEVモデルも含まれる。また、既存の内燃エンジンモデルの電動版を段階的に導入し、100km以上のEVモード航続を持つ高効率プラグインハイブリッド(PHEV)も新たに展開する。

フォルクスワーゲンは、中国のパートナーシップを強化し、開発時間の短縮を目指している。Xpengやホライゾンロボティクス、サンダーソフトなどの中国企業との協力により、自動運転、インフォテインメント、コネクティビティの革新的なシステム開発に取り組んでいる。

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