コンパクトカーの魅力といえば、価格の安さで初期費用を抑えられるのはもちろんだが、燃費のよさに起因するランニングコストの低さも重要だ。そこで、燃費という要素にこだわって松田秀士氏が選ぶコンパクトカーを三台ご紹介する。
※本稿は2024年4月のものです
文/松田秀士、写真/平野 学、TOYOTA、NISSAN ほか
初出:『ベストカー』2024年5月10日号
■松田秀士氏が選ぶ燃費自慢三台
●第1位:トヨタ ヤリス(36.0km/L)
ヤリスの燃費は36km/L前後と第1位はゆるぎない。車重は1060kg前後でスタートダッシュ時はモーターの蹴飛ばし感も強く、加速性能もよい。トヨタハイブリッドTHS-IIの加速感は進化してきている。
●第2位:スズキ スイフト(24.5km/L)
2位にスイフトを挙げたが、こちらは24.0km/L前後とヤリスには劣るがシンプルなマイルドハイブリッドであることを考慮すると相当な実力を持っている。
試乗中常に感じたのは高速を含めどの速度域でもパワフルではないが必要以上の加速力があること。軽量であることとCVTとのマッチングが素晴らしいからだ。ハイブリッドの最廉価版モデルは200万円を切っていることも燃費以上のメリットだ。
●第3位:日産 ノート(20.9km/L)
ノートe-POWERは4WDでありながら300km近くに及ぶ試乗中も常に20.0km/L前後の燃費を示していた。シチュエーションに応じてスポーツモードも多用した。その中でこの燃費はとても優秀だ。
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