日産自動車は11月14日、普通自動車運転免許(AT限定)で運転できる新型トラック『アトラス 普通免許対応モデル』を設定すると発表した。深刻化するドライバー不足に対応し、物流業界の課題解決を図る新モデルとなる。
新型アトラスは、最新の運転支援技術を全車に標準装備。プリクラッシュブレーキやブラインドスポットモニター、車線逸脱警報など、安全性を高める様々な機能を搭載し、ビジネスを安全面からサポートする。
エンジンには、クラス最高の燃費性能を誇るディーゼルエンジンを採用。最高出力88kW、最大トルク320Nmと力強い走りを実現しながら、優れた燃費性能を両立させている。トランスミッションには、乗用車感覚の扱いやすさを実現した6速ATを採用した。
日産アトラス 普通免許対応モデル車体の小型化にも成功し、最小回転半径は4.4mと乗用車並みのコンパクトさを実現。狭い道での取り回しも容易になった。一方で、2~3tクラス同等の荷台寸法を維持しており、実用性も確保している。
キャビンは新設計され、小柄な方から大柄な方まで多様なドライバーに対応できるよう、シートスライドピッチの細分化やヘッドクリアランスの拡大を図った。荷台の高さは、フラットロー、フルフラットロー、フルフラットローシングルタイヤの3種類から選択可能。ボディカラーは5色用意されている。
日産はこのモデルの投入により、普通免許保有者の就業機会拡大や、物流業界のドライバー不足解消に貢献することを目指している。なお、新型アトラスは、いすゞ自動車『エルフミオ』をベースに、日産車種として生産供給されるモデルとなる。
価格は446万8200円。
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