モータースポーツにターボが定着し始めたのは1980年代以降。F1をはじめとして、WRCやツーリングカーなどでも徐々にターボ採用車は増えていった。そんなターボの中でも、特に「うわぁ懐かしぃぃ」と思わせてくれるターボレーシングカーを振り返っていこう。

※本稿は2024年9月のものです
文:西川淳/写真:日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年10月26日号

■1980年代から徐々にターボエンジンが定着

多くのカテゴリーでターボエンジンが採用されていった

 レーシングカーにターボが定着し始めたのは1980年代以降。F1だけでなく、WRC、ツーリングカーなどで搭載され、現在ではターボが主流になっている。

●グループA:日産 スカイライン(R32GT-R)

 GT-R、ランエボなど、多くの日本車がWRCやツーリングカーでその名を轟かせた。

●グループB:プジョー 205 T16

 アウディスポーツクワトロや写真のプジョー 205 T16などが大暴れした。

●グループC:ポルシェ 956

 使用する燃料の量さえ守ればエンジン形式は自由だったため、ターボ車も数多く参戦した。

●IMSA GTO:日産 300ZXターボ

 北米メインのレースでもターボ車が参戦。300ZXターボはル・マンにも参戦し優勝している。

●グループ5:日産 スカイラインRS スーパーシルエット(R30)

 ポルシェ935をはじめ、超攻撃的なスタイルとドッカンターボのマシンが目白押し!

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