多数のユーザーが存在し、各社が力を入れている軽自動車。スズキ ハスラーや三菱 デリカミニなど、流行のSUVテイストを取り入れた軽自動車も多い。ホンダには「SUV風軽自動車」が存在せず、ホンダファンをヤキモキさせていたが、2024年9月、待望のホンダ N-BOX JOYが登場した!!

※本稿は2024年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:奥隅圭之、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年10月26日号

■N-BOXにウワサの「JOY」が登場!

ホンダ N-BOXにSUVのテイストを取り入れた「N-BOX JOY」が登場。「他社にはあるのになぜホンダにはないの!」と思っていたみなさん、お待たせしました!

 「N-BOXの派生車を企画するにあたり、さまざまな方向性を検討しました」

 チーフエンジニアの諌山博之氏はプレゼンテーションの冒頭でこのように話を始めた。

 JOYは最初から“アウトドアテイストありき”でスタートした企画ではなかった。

 だが、ユーザーの嗜好、ライフスタイルを調査、検討した結果、「気構えることなく、気軽に、心に余裕を持って」日常を楽しみたいというユーザーの声に応えるモデルをイメージ。「日常の延長線上に新たな価値を見いだす」スタイルとして、ライトなアウトドアテイストに行き着いたという。

 JOYのコンセプトを如実に表現しているのがチェック柄のインテリア。単にチェック柄の生地を採用したデザイン……ということではなく、後席背もたれ後ろから荷室フロアにかけて、チェック柄の表皮で覆われているのがポイント。

インパネの形状自体は標準モデルから変更はないが、内装色を明るいベージュとしてチェック柄のシート表皮とコーディネート

 このチェック柄の表皮は撥水加工が施されていて、ちょっと汚れてもサッと拭けば綺麗になる。後席をバタンと前に倒せば奥行き161cmの「ふらっとテラス」となり、自分だけのくつろぎ空間になる。後席背もたれ後ろの撥水加工はこの「ふらっとテラス」形態で生きてくるのだ。

 このフラットなフロアのため、標準N-BOXに対し荷室後端部を80mm嵩上げしているというのがポイントだ。

 エクステリアは、フロントグリルからバンパーが専用デザインとなることで、タフでアクティブなアウトドアテイストを感じさせる。シンプルなデザインのホイールキャップもオシャレ。

 パワートレーンやシャシーは基準車から変更はなく、最低地上高も同様だ。エンジンはNAとターボがラインナップされ、それぞれにFFと4WDが設定されるのも基準車同様。

 価格はNAが184万4700円、ターボが204万4900円で、4WDは各13万3100円プラス。カスタムの価格とほぼ同じ。基準車に対しカスタムの世界観を選ぶか、JOYのナチュラルテイストを選ぶか? 人気のN-BOXに新たな魅力が加わった!

ホンダ N-BOX JOY 主要諸元(《 》内は4WDモデルの数値)

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