アルファード・ヴェルファイアの一部改良時期が迫ってきている。廉価グレード追加に豪華4人乗りの設定、さらにはPHEVの追加など、内容は盛りだくさんの模様だ。 そして年明けと思われていた改良発表の日程が、なんと年内に早まったという。暮れにはアルヴェルが注文できるのか。前倒しとなった日程を中心に、アルヴェル改良の最新情報をお伝えしていくぞ。

文:ジョー城ヶ崎/写真:ベストカーWeb編集部

※本企画に掲載する情報は、メーカーからもたらされたものではなく、筆者が独自に調査し、執筆したものです。

■最廉価”X”、PHEV、4人乗り! 新たなグレードが仲間入りだ

4人乗り仕様のスぺーシャスラウンジ。リアシートの足元スペースは7人乗り仕様より約500mm広い。前後空間はパーテーションではなく、カーテンで仕切られているのもポイント

 やっとアルファード・ヴェルファイアのオーダーができるようになる。オーダーストップ状態が、一部改良・追加によって解消されるのである。長らく待った人も多いことだろう。そして、現行型の一部改良並びにグレード追加の日程が判明した。発表および発売は2024年12月20日だ。

 今回の改良の目玉は、アルヴェルでは最廉価となるXグレードの追加と、プラグインハイブリッドの追加。さらに、4人乗りの超豪華仕様、スペーシャスラウンジが加わる。

 それぞれ時差で登場するという話も飛び交っていたが、どうやら一斉に登場するスケジュールになりそうだ。どれを狙うにも、勝負は12月20日である。

 なお、注文車両の生産日程には若干の差異が生まれそう。ガソリンとHEVのZ・G・Xグレードは2025年1月6日からの生産。PHEVとスペーシャスラウンジは、少し遅れて1月31日から生産開始の予定だという。同じ時期にオーダーしても、納車時期はPHEVとスペーシャスラウンジが遅くなることには、留意しておきたい。

■熾烈な注文競争は今回も勃発か!?

ヴェルファイアスペーシャスラウンジは、2023年10月に開催されたジャパンモビリティショーで、トヨタ車体からコンセプトモデルが出展された

 トヨタディーラーの中には、改良時期を見越して、すでに動き出しているお店もいくつかある。それは、今回の改良に伴う追加のオーダー枠が、予想よりも多くはなかったからだというのだ。

 与えられる枠を、まずはこれまでに現行型の注文書を取り交わしているものの、メーカーへのオーダーが出来なかった人(いわゆるオーダー待ち客)の分のオーダーへ使う。

 余った枠を、自社オーナーの中で、注文待ち状態だった人へ振り分ける。そこで残ったものが、一般へ解放されるという割り振りになりそうなのだ。

 購入の際には、価ローン縛りのような対応をとる販売店は、それほど多くないとみている。ただし、転売対策として誓約書への署名は必要となりそうだ。

 まだ、改良後の価格などは入ってきていないため、具体的な商談はできない状態だが、購入希望者は早めにディーラーへアプローチして、強い購入意向を示しておいた方が良い。

 楽しみしかないアルヴェルの改良情報。追加グレードの価格など、新しい情報が入り次第、続報をお届けしたい。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。