ホンダはミラノショー2024にて、ミドルスクランブラー「CL500」の2025年モデルを発表した。スタイルは従来のまま、最新のEURO5+排ガス規制に適合し、ステップやメーターなどディテールを使いやすくアップデート。日本へも「CL250」とともに導入予定だ。

  文/Webikeプラス編集部  

排ガス規制後もパワーは僅かにアップ! ステップが小型化&前方へ移動

 CL500は人気のミドルクルーザー「レブル500」の基本コンポーネントをそのまま、オフロードライクに仕上げたモデルだ。日本ではフレームを共有しつつ、排気量を抑えた250ccの「CL250」も追加されており、扱いやすいミドルスクランブラーとして2023年から販売されている。

 このCL500の2025年新モデルが、ミラノショー2024にて発表された。まずエンジンは最新排ガス規制EURO5+に適合しつつ、エンジン諸元はややパワーアップ。最高出力は34.3kW(46.6PS)、最大トルクは43.4Nm(4.42kgf-m)。機敏な動力性能はキープされた。車体のサイズは変わらないが、装備面ではシート、ステップのレイアウトを変更。ステップは小型化&前方にリフトされ、足つき時に邪魔にならないポジションとなった。新型LCDメーターで視認性を向上させる改良を受けている。

 欧州でのカラーバリエーションは新色の「パールダスクイエロー」と「マットフレスコブラウン」が新登場。「マットローレルグリーンメタリック」「マットガンパウダーブラックメタリック」の既存2色と合わせた、4色での展開。日本での発売情報は未発表だが、ホンダはこの新型CL500を「CL250とともに導入予定」としており、CL250も同様の改修を受けて日本に登場することは間違いない。

 

 

 

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新色「マットフレスコブラウン」

 

継続色「マットローレルグリーンメタリック」 504224_25YM_Honda_CL500_2024-11-15 10-22-12      

ホンダのスクランブラー”CL”が2023年に復活 レブル譲りの扱いやすさが魅力

 2023年に発売されたCL500は、471ccDOHC水冷2気筒エンジンを搭載。エンジンもフレームもベースとなったクルーザー・レブル500と共有するが、専用ECUでトルクフルな走行性能を追求。スタイルは小ぶりなタンクやアップマフラーで、スクランブラーらしいオフロードテイストが追加されている。ホイールはフロント19インチ、リア17インチと走破性を重視した採用。またアシスト&スリッパ―クラッチを標準装備し、ライダーの簡単な操作性も狙う。

 シンプルなルックスはカスタムベースとしても注目されており、ホンダも純正アクセサリーとしてアップタイプフェンダーやメーターバイザー、ゼッケンプレートなどのドレスアップパーツを用意しており、これは2025年新モデルでも変わらない。ビンテージオフローダーの味わいを現行モデルで感じられる、唯一無二の扱いやすいマシンとして評価されているのだ。

 

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CL500(2025:海外)主要諸元

・全長×全幅×全高:2,175×830×1,135mm
・シート高:790mm
・車重:195kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒 471cc
・最高出力:34.3kW(46.6PS)/8500rpm
・最大トルク:43.4Nm(4.42kgf-m)/6250rpm
・燃料タンク容量:12L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=シングルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/80R19、R=150/70R17
・価格:未発表

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/421663/

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