そろそろ新車投入なども再スタートの動きを見せるダイハツ。そんなダイハツに、ベストカーお馴染みの自動車評論家3名が、その期待とこんなクルマがあると面白いよね! という想いを語る。頑張れダイハツ!!
※本稿は2024年9月のものです
文:片岡英明、国沢光宏、岡本幸一郎/写真:ダイハツ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月26日号
■片岡英明のダイハツへの期待
ダイハツは得意とする軽自動車の分野でスズキにトップの座を奪われていた。だが、創業100周年の2007年に販売台数トップの座を奪い取った。あの一件を機に、ダイハツは得意な分野に全勢力を投入する方針を打ち出した。限られたサイズと排気量のなかでどんな軽自動車を送り出してくるのか楽しみだ。
期待したいのは、機動性の高い21世紀版のテリオスキッドである。5ドアなら利便性は群を抜いていいし、災害などの時にも役に立つ。SUVのノウハウが豊富なダイハツなら、ジムニーが独占している市場に食い込めるだろう。
また、モビリティショーに出品したリア駆動のビジョンコペンの市販にも期待が膨らむ。操る楽しさは大きな魅力になる。フロントマスクはコンパーノ・スパイダー的でもウケると思う。
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■国沢光宏のダイハツへの期待
今後のダイハツ車はどうなるか? とりあえず最初に行うのが、信頼を回復すること。すでに抜本的な見直しや対策をしているようだ。発売延期中のムーヴや、電気商用車から新しい認証体制になる。
とはいえ、それだけだとマイナス分をカバーするだけになってしまう。次の段階では「楽しいクルマ作り」に取りかからなければならない。
ウワサになっているコペンよりひと回り大きいスポーツカーや、往年のミラターボのような元気いい走りをする軽スポーティモデルの登場もありうる。はたまたロッキーをベースにした一段とワイルドなSUVなど期待デキるだろう。
ダイハツの人とクルマ作りの話をしていると、やりたいことが山ほどある感じ。個人的には現在一番伸び代のある自動車メーカーだと思ってます。
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■岡本幸一郎のダイハツへの期待
筆者は20年ほど前に軽自動車の専門誌に携わっていたのだが、当時はダイハツの軽自動車は他社よりも品質が高いというのが定説で、確かにそうだと自分でも感じていた。
その後、ホンダがNシリーズを送り出し、価格の安さこそ正義としていたスズキも品質に注力し、普通車を作り慣れたNMKVが本格参入するなどしたことで、ダイハツのアドバンテージはほぼなくなった印象だ。
そこで今一度、ライバルも驚くようなクルマを出して本来の実力を証明するというのはどうだろう?
完成度は高いのに現役当時は販売で苦戦したMAXやソニカのようなクルマも、今ならもっと売れそうな気もするし。目指せ、軽自動車のプレミアムブランド!
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