メルセデスベンツは11月27日、自動駐車システム「アクティブパーキングアシスト with PARKTRONIC」の性能を向上させたと発表した。

新システムは従来の2倍の速さの4km/hで駐車が可能となり、顧客の日常的な駐車シーンをより簡単かつ快適にすることが期待される。

改良されたシステムでは、ドライバーは画面上のデジタルスイッチで駐車プロセスを開始でき、ステータスバーで進行状況を確認できる。自動駐車中はPARKTRONICの警告音が消音され、360度カメラ搭載車では様々な視点から駐車の様子を確認できる。

この新機能は、最新のモデルイヤーアップデートにより、『Eクラス』、『Sクラス』、『EQS』、『EQS SUV』、『EQE』、『EQE SUV』、およびこれらのモデルのメルセデスマイバッハバージョンで標準装備となる。ただし、360度カメラはオプション扱いとなる。

メルセデスベンツが自動駐車システムを改良

システムの性能も向上し、時速35km以下で常時駐車スペースを探索。車両の前後50cmの狭いスペースも検知可能となった。駐車スペースが見つかると、ディスプレイに白い矢印が表示され、ドライバーは後退ギアを入れてスペースを選択し、自動駐車プロセスを開始できる。

安全性も重視されており、駐車中に横切る車両や自転車、歩行者を検知すると、光と音で警告を発する。ドライバーが反応しない場合は自動緊急ブレーキが作動する。この機能は自動駐車時だけでなく、手動での縦列駐車からの発進時にも適用される。

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