現行モデルの登場からすでに7年が経った日産リーフ。いよいよ2025年秋には、3代目モデルが登場する。すでに公道を走るカモフラージュ車両の姿なども報じられているが、改めていま分かっている情報を整理してみよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車、ベストカーWeb編集部
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Amazonの情報を掲載しています■サイズは現行並みだが車高は100mmアップ
まず次期リーフのスタイリングだが、既報の通り2021年11月に公開されたコンセプトカー「チルアウト」がベースになる。
基本的にはラウンドしたルーフを持つクロスオーバーSUVという成り立ちだが、モーター、インバーター、減速機をモジュール化した「3-in-1」と呼ばれるコンパクトなパワートレーンを搭載するため、非常に短いボンネットを持つ。代わりにキャビンが拡大し、居住性は劇的に向上するはずだ。
予想されるボディサイズは全長4510mm、全幅1820mm、全高1660mm。長さと幅はほぼ現行リーフだが、SUV化の影響で車高だけが100mm程度アップする。
プラットフォームは、日産ルノーが集約化を進めている電動プラットフォームの一つ「CMF-EV」で、ボディサイズなどを柔軟に変更できる点が特長。
すでに日産アリアやルノー・メガーヌE-Techエレクトリックが採用しているが、次期リーフはソフトウェアの面で大きく進化するといわれており、ネットを介した機能のアップデートなどを実現すると思われる。
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■待望のe-4ORCEが追加!
パワートレーンだが、前述した「3-in-1」ユニットで前輪を駆動するFFに加えて、リアモーターを追加した「e-4ORCE」も投入される。エクストレイルなどで鍛えられた電動4WDがリーフでも味わえるという点はいいニュースだ。
バッテリーについては、全固体やリン酸鉄といった日産が取り組む新型は導入されず、現行の三元系リチウムイオン電池のブラッシュアップ版が搭載されると思われる。
大きな進化は水冷却機能を備えた点で、これまでの高速走行時の発熱や充電の不安定さは大きく改善すると思われる。水は保温材にもなるので寒冷地での使用にも味方となるはずだ。
バッテリー容量は現行リーフの40kWh/60kWhをほぼ踏襲すると思われる。ただし電池のエネルギー密度自体が向上するため、航続距離は前輪駆動モデルで前者が400km、後者は500km程度を実現してくるのではなかろうか。
新型リーフはすでにイギリスのサンダーランド工場で生産されることが決定しており、発売もイギリスとEU諸国が先行するだろう。価格は日本円換算で500万円程度と予想されるが、低容量バッテリーのFFモデルは400万円台、日本では補助金を差し引いて300万円台になると予想する。
登場時期だが、2025年秋という説が濃厚。世界にEVを認知させたパイオニアのフルモデルチェンジに期待したい。
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