三菱ふそうトラック・バスは11月28日、観光バス『ふそうエアロエース』など2車種14型式の樹脂製カバーを固定する金具類の防錆処置が不適切なため、天井エアコンユニットからカバーが脱落する恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2007年9月25日~2017年8月22日に製作された2車種・14形式の計4542台。
大・中型観光バスにおいて、天井エアコンユニットの樹脂製カバーを固定する金具類の防錆処置が不適切なため、当該金具類に錆が生じるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該金具類の接合力が錆の進行によって低下し、最悪の場合、強い横風等を受けるとカバーが持ち上がって固定部が破損し、天井エアコンユニットからカバーが脱落するおそれがある。
改善措置として、全車両、各天井エアコンユニットカバーの取付け金具にリベットによる固定を追加すると共に、サイドカバー側フレームのカバー固定部にL字フレームを追加する。
不具合の発生件数は3件、事故は起きていない。
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