2024年9月に日本での販売を開始したジープ アベンジャー。ジープとしてはおよそ二年ぶりとなる新型モデルだ。ジープ初のBEVとして登場したアベンジャーは、BEVの華奢な印象を払しょくする頼もしい一台だった!!

※本稿は2024年10月のものです
文、写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年11月10日号

■たとえ電気でもジープとならどこへでも!

2024年9月に日本での販売を開始したジープ アベンジャー。ジープのラインナップの中で最小のボディサイズとなる

 アメリカ生まれの本格派SUVメーカーのジープから史上初となるBEV、「アベンジャー」が発表・発売。2024年9月末に日本上陸を果たした。

 このアベンジャー、ボディサイズで見るとラインナップのなかで最小のモデルとなる。サイズは全長4105×全幅1775×1595mmと、トヨタ ヤリスクロスとほぼ同じくらいで、ジープらしいたくましさとスタイリッシュなデザインに惹かれる。

 パワートレーンは156ps/27.5kgmを発生させるモーターのみ、一充電走行距離は486km。駆動形式はFFのみだがヒルディセントコントロールも採用している。

 驚きなのが、アベンジャーはマイナス30度の極寒から40度の酷暑のなかでも対応するようできているということ。ジープらしく、タフネスでどこへでも行って帰ってこれる、堅牢さとこだわりを感じる。

 価格はアルティテュードのモノグレードで580万円(税込)。また、150台限定でオプション装備をお得に揃えたローンチエディションも発売される。

 電気であっても行き先を選ばない。ジープらしさが随所に垣間見える一台だ。

●ジープ アベンジャー 諸元
・全長×全幅×全高:4105×1775×1595mm
・ホイールベース:2560mm
・乾燥重量:1570kg
・最小回転半径:5.3m
・モーター:交流同期電動機
・最高出力:156ps/4070-7500rpm
・最大トルク:27.5kgm/500-4060rpm
・一充電航続距離:486km(WLTCモード)
・車体重量:1570kg
・バッテリー容量:54.06kHw
・価格:580万円

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