CX-5といえば都会的なイメージって人がほとんどのハズ。でもマツダって4WD技術もかなり注力しているのだ。そこで超絶人気のトーヨータイヤ「オープンカントリー」を履かせてオフロードを走ってみようというイベントを開催。「似合うなぁ!!」あるいは「こんなに本格的だなんて!!」という声が多いこと。盛り上がりすぎたイベントの様子を一挙に!!!!!

文:小鮒康一/写真:小林岳夫

■これは超貴重!! 購入の後押しになるぞ!! 激アツのオプカンA/TとR/T乗り比べ

オープンカントリーA/T IIIを履くCX-5

 ワイルドなスタイルが魅力的なオフロードタイヤの雄である「オープンカントリー」シリーズはトーヨータイヤを代表するブランドのひとつであることはご存知の通り。

 ただ見た目がカッコいいことは分かるけれど、実際に装着した乗り味がどうなのか分からずに購入に踏み切れない……という人も多いハズ。そんなアナタの悩みを解決してくれるのが、ベストカーWebが行っている、オープンカントリー体験試乗会なのだ。

 毎回、話題のSUVなどにオープンカントリーを装着し、オフロードコースを実際にステアリングを握って走ることができるこのイベント。今回は静岡県裾野市の「オールラウンドV裾野」を会場に実施された。

 今回は2台のCX-5に225/65R17サイズの「オープンカントリーA/T III」と「オープンカントリー R/T」を装着して8の字旋回と急こう配のある林道コースをそれぞれ実際に走って体感してもらうこととなった。

「オープンカントリーA/T III」は、オンロードも、オフロードも、様々な地形と気象環境を走破する本格オールテレーン(A/T)タイヤとなっており、悪路・林道だけでなく、雪道にも対応する走破性能を兼ね備えているのが大きなポイント。

 さすがにスタッドレスタイヤには敵わないものの、シビアスノー要件を満たしたスノーフレークマークを取得しており、高速道路の冬用タイヤ規制も通行可能ということで、出先での急な降雪にも対応できるフレキシブルさが魅力となっている。

「オープンカントリーR/T」はオフロードタイヤらしいワイルドな見た目を持ち、オフロード性能を持ったマッドテレーン(M/T)タイヤの性能も持ちつつも、オフロードとオンロードとのバランスをキープするオールテレーン(A/T)タイヤの特性も併せ持つラギットテレーン(R/T)タイヤとなっているのが特徴。

 そのため、見た目通りのオフロード性能を有しながらもオンロードでの静粛性や快適性も併せ持つある意味欲張りなタイヤとなっており、オープンカントリーシリーズの中でも高い人気を誇るモデルとなっている。

■オプカンにしたらクルマ酔い低減も!? CX-5にオフロードが似合うこと!!!

オープンカントリーを履き林道を走るCX-5

 今回オープンカントリーを装着したのが、マツダのミドルクラスクロスオーバーSUVとして高い人気を誇っているCX-5だ。

 上質感のある内外装や充実した装備を備えながらも、エントリーグレードでは300万円を切る価格設定となっており、バリューフォーマネーな1台として幅広い層に支持されているモデルとなっている。

 美しく躍動感のある魂動デザインを採用していることから、都市部で映えるアーバンクルーザー的なイメージの強いCX-5だが、オープンカントリーを装着してオフロードに置かれるとSUVらしさも際立って新たな魅力を再発見した参加者も多かったようだ。

 なお今回は2台とも2.2Lのディーゼルエンジンを搭載したグレードで、前輪駆動モデルにオープンカントリーA/T IIIを装着して8の字コースを、四輪駆動(AWD)モデルにオープンカントリーR/Tを装着し、林道コースをそれぞれ走ってもらった。

 実際に乗り比べた参加者からは、「乗るまでは騒音や乗り心地の悪さは仕方ないというイメージでしたが、乗ってみると予想以上に静かで乗り心地も良かった」という声や、「急こう配の上るとき、ノーマルタイヤだったら絶対に滑るだろうな、という場所もしっかり路面を噛んでグイグイ登っていくことに感動した」と、乗ってみて予想以上の好印象を受けた参加者が多くみられた。

 またすでにセカンドカーのジムニーにオープンカントリーR/Tを装着しているという参加者は、「ノーマルタイヤでは同乗者が車酔いしてしまうことが多かったのですが、履き替えてからはどっしりとした安定感や振動も少なくなってすっかり酔わなくなりました。明らかに快適度もアップしています」と話してくれ、見た目の印象をいい意味で裏切る快適性を持ち合わせていることを印象付けてくれたのだった。

■CX-5でラリーってマジか!! ホントにオフロード似合うのよ!!!

CX-5のラリーマシンやCX-80が展示されたTOYO TIRESブース

 また会場には先日発売となったばかりのフラッグシップモデルかつ3列シートを備えたクロスオーバーSUVのCX-80と、全日本ラリーに参戦し、2戦連続で2位入賞を果たしたCX-5ラリーカーも特別展示。

 CX-5はマツダの社員ドライバー&コ・ドライバーが参戦しているもので、車両のテストも兼ねているため大幅な改造はなされておらず、タイヤに市販品のオープンカントリーを装着し、ラリー用のセッティングが施された足回りとブレーキパッド、強化エンジンマウントが装着されている程度。

 あとは安全装備のロールケージやシート、シートベルトが備わり、ロールケージ装着に伴ってリアシートは撤去されているものの、それ以外の内装はカーペットすら外していないという状態なのだ。

 にもかかわらず2位入賞ということで、オープンカントリーの実力はもちろんのこと、CX-5の隠れたポテンシャルの高さにはマツダ関係者も驚きだったとのことだ。

 このように体験試乗だけでなく、この場でしか見聞きできない情報も盛りだくさんのオープンカントリー×ベストカーの体験試乗会。次回ももちろん開催予定なので、XやFacebookなどを欠かさずチェックすることをオススメしたい。

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