アルファロメオは5月3日、コンパクトスポーツカーの『ジュニア』の受注をイタリア本国で開始した。まずは、ハイブリッドとEVのエントリーモデルの受注が開始されている。

ジュニアのハイブリッドには、最大出力136hpの48VハイブリッドVGT(可変ジオメトリー・ターボ)アーキテクチャーを搭載する。可変ジオメトリー・ターボとタイミングチェーンを備えた3気筒1.2リットルのミラーサイクルエンジンを採用した。電気コンポーネントは、48ボルトのリチウムイオンバッテリーと21kWの電気モーターで構成され、6速デュアルクラッチギアボックスに組み込まれている。

市街地走行の50%以上でEV走行が可能。駐車時の操作や市街地の低速走行だけでなく、都市部以外でも、低負荷状態で最高150km/hまでのEV走行を実現する。

一方、ジュニアのEVバージョンでは、アルファロメオは電気モーターと最新世代のバッテリーを組み合わせた新世代のEVパワートレインを開発した。高い出力とトルク、そして電気パワートレインの特別なキャリブレーションを施している。

EVには、最大出力156hpのパワーバージョンも用意される。蓄電容量54 kWhのバッテリーは、エネルギー密度が高い。このリチウムイオンバッテリーパックは、WLTPサイクルで410kmの航続を確保し、市街地走行サイクルでは590kmを超える。DC100kWの急速充電ステーションでは、バッテリーを10~80%まで充電する時間はおよそ30分、としている。

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