1994年にスポークとディッシュの2デザインから始まった「クレンツェ」が、2024年で30周年を迎えるにあたり、集大成ともいえる新モデルを発表。これまでの年月に、工場の担当者、製造工程における各職人、販売店、雑誌社、代理店、ご購入いただいた方々など多くの人のお力があっての30年であり、それらを「集結させた= versammelt (ドイツ語) 」が由来の新作となる。

文/ベストカーWeb編集部

■スポークの左右で「表情」が変わる

 新作「Kranze Versam(クレンツェ ヴェルサム)」のデザインは、平面・曲面・直線・曲線を集結させた、三次元形状を踏襲。これまでの傑作をオマージュするような「クレンツェらしさ」を集結させた「The Kranze」とも言うべきモデル。

「Kranze」は、高級ドレスアッパー、プレミアムスポーツをメインターゲットに開発した、名門ホイールメーカーウェッズのトップブランド。

レクサスにもビシッと決まるデザインが美しい

 新作「Versam」はクレンツェの代名詞ともなった「三次元デザイン」を巧みに採用した。複数の曲線と曲面の組み合わせで構成する3ピース構造。

 デザイン上の最大のポイントは、スポークの左右で表情を変化させている点。一方は直線基調・平面基調のライン、一方は曲面と曲線基調の柔らかいラインで構成し、スポーク間の印象も直線基調と曲線基調とで違う表情に見えるよう造形されている。

 センター部にはスポークからセンターキャップへなめらかにつながるラインながら、ナット穴周辺をエッジラインで陰影をつけている。

 ピアスボルトレイアウトの外周位置では、デザインのスポークと一部同化させることで、デザインとしてより一体化するようなラインと面になっている。

高級ミニバンを購入したら、足元は自分流に仕上げたいもの。唯一無二の個性と高級感の共演

■カラー、サイズは?

「Kranze」のベーシックカラーでもある「SBCポリッシュ」、人気の「ブラック&バフ/ブラッシュド」を引き続き採用。他の「Kranze」シリーズでニーズの多いクロームメッキは本作には設定がないが、アルミの素材感が引き立つ「ミラーバレルブラッシュド」が復活している。磨きの職人仕事が際立つ仕様であり、今作のイチオシカラーだとのこと。

新型プリウスにもバッチリ似合っている

 ベーシックカラーも引き続きセピアブラックポリッシュを準備し、カラーコーディネートシステムによるカスタムにも対応する。

 また、センターキャップオーナメントに明記した「Authentic Axes Art」は、三次元にとどまらないKranzeらしさを表現すべく、「Kranzeブランドとしての誇りを持っていただきたい」という思いからホイールの中心に明記された。

 なおサイズ設定は19~22インチを用意。愛車の足元をお洒落かつ高級感あふれる仕上げにしたい皆さん、ぜひ!

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