全日本ラリー選手権のツール・ド・九州 2024 in 唐津で4年ぶりの総合優勝を飾った新井大輝選手。今度は唐津ラウンドの2週間後に行われる四国・久万高原ラウンドに挑むのだが、前戦で破損したパーツたちの修復は間に合うのだろうか!?

文・画像/新井大輝

■総合優勝からわずか2週間!! 全日本ラリーの準備は間に合うの!?

前回ラウンドから2週間経たずして開催された四国ラウンド。この3連戦は超強行スケジュールでクルマの修理は間に合うのか!?

 え? もう全日本ラリー?!! 今度は四国?? 準備間に合うの??

 という質問を埼玉県本庄市在住のあらいひろき君(30歳)からいただいておりますのでお答えしたいと思います。

 A. 普通に間に合いません。

 という訳で前回の唐津の総合優勝から2週間経たずして次の全日本ラリーになってしまいました。この3連戦は隔週で開催されるという超強行スケジュール。F1を彷彿とさせるようなタイトなスケジュールで私の心は燃え尽きそうです。(燃え尽き症候群)

 一体どんな感じで日程を決めているのか私のYouTubeライブにそれぞれの主催者を呼んで隔週開催になった経緯や思いの丈をぶつけて来てほしいですね。

 ベストカーさんも隔週なので、どれだけ編集部の皆さんが頑張っているのか、身をもって体感することができました。そういった意味では良い経験をしたなと思うことにします。笑

 さて話を戻しますと、唐津が終わってから17時間かけて埼玉県のAhead Motor Serviceへ到着し、車両をガレージに入れて故障していたタービン、ラジエター、インタークーラー、ハブベアリング(ほぼ壊れてるやんけ)を発注して1週間後の水曜日に奇跡的に間に合わせました。

 僕のSNSを見てあまりにも憐れに思ったのか、WRCの頃に僕の担当だったチーフメカが足りないパーツを旅行がてら持って来てくれて、車両の準備を助けてもらいました。それぐらい時間的にギリギリだったということです。

 改めて持つべきものはシュコダファビアR5のパーツを持った友人ですね。お駄賃の代わりに宿(実家)と車両(vivio)は提供しました。笑

 追加で足りないパーツはSkoda motorsportが特急でハブベアリングを送ってくれたのですが、到着予定があまりにもギリギリだった関係もありDHL発送センターに朝一番で取りに行ってハブベアリングだけは(強制的に)間に合わせました。

 本当は4輪のハブベアリングを全て打ちかえたかったのですが、もう出発するタイムリミットがギリギリなので、一番ガタが大きかった1輪のみ打ちかえて出発です。

 そういう訳でシュコダ丸はギリギリまで整備させる関係で、今回の牽引トレーラーには稲葉選手のGRヤリスを載せて一足先に愛媛へ向かいます。

 マシンが満身創痍でも、出るからには総合優勝を目指しますよ! 2位で帰ってくることに何の意味もありませんからね! 応援よろしくお願いします!!

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。