本田技研工業(ホンダ)は5月10日、2023年度決算および2024年度通期業績見通しを発表した。
2023年度の連結売上収益は20兆4288億円と前年度比20.8%増、営業利益は1兆3819億円で77.0%増となり、税引前利益は1兆6423億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1兆1071億円と、いずれも過去最高を更新した。
四輪事業の増加や為替換算の影響、米国での堅調な需要が売上増に寄与した。二輪事業はインドやブラジルでの需要が増加し、前年同期とほぼ同等の実績を保った。グループ販売台数は、二輪事業が欧州での増加により1881万9000台、四輪事業は北米での増加により410万9000台となった。
2024年度の見通しでは、売上収益は203000億円で前年度比0.6%減少するものの、営業利益は1兆4200億円で2.8%増、税引前利益は1兆5000億円で8.7%減、当期利益は1兆0700億円で9.5%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は1兆円で9.7%減と予測されている。為替レートは1米ドル=140円を前提としている。
グループ販売台数は、二輪事業がアジアでの増加を反映し1980万台、四輪事業は日本や北米での増加を反映し412万台、パワープロダクツ事業は欧州での減少を反映し366万台と見込まれている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。