リアシートに座った人が何気なく開けたドアに、後方から走って来た自転車がぶつかってしまった。なにか対策はないものかと思ったら面白いものを見つけた。なんと「後席用ミラー」があったのだ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:COYOUCO(Amazon)

■同乗者が悪くても事故の責任は運転手に!

COYOUCOなるブランドの「ユニバーサルカーリアビューミラー」。白のほか黒もあり

 ドライバーが気を付けていても、クルマのアクシデントは思わぬところで起きる。後席に座った人が何気にドアを開けたら、そのドアに後方から来た歩行者や自転車がぶつかるなんてことが起きるのだ。

 これにはまずドライバー自身が後方に気を配り、後席の人に「ドア開けるの待った!」と注意を促すことが重要。この種の事故はたとえ同乗者の行為でも、基本的には運転者の責任となるからだ(道交法71条「ドアを開ける際の安全確認義務」)。

 ちなみに最近のクルマには、ブラインドスポットモニターを利用してドアを開ける際に警告してくれるものもある。しかし今のところ搭載車種が限られていて、「おおいに有効」ともいいがたい。

 なんかいい手はないものかと思っていたら、ありましたよAmazonに! 「ユニバーサルカーリアビューミラー」なるものがそれ。「COYOUCO」というブランドの製品だが、どうやら中国山西省の企業っぽい。いつもながら中国企業のチャレンジ精神には頭が下がる。

 どんなものかというと答えは簡単。後席ドアのBピラー(前席と後席の間の柱)部分に両面テープでくっつけられる薄手のバックミラーだ。これがあれば後席の人も容易に後方が見えるので、歩行者や自転車の接近には気付きやすくなるだろう。

 レビューを見ると、粘着テープが弱いとか値段相応といった書き込みも見られるが、製品そのものの機能は悪くなさそう。色はブラックとホワイトが選べて、値段は前者が2599円、後者が2299円だ(5月10日時点)。

 空気抵抗や風切り音、見た目については未検証だが、後席に頻繁に人を載せるドライバーは、検討してもいいかも。

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