ガソリン急騰を緩和するための補助金の終了が噂されるようになった。早ければ今年秋にもリッター200円時代が到来するかも!? いったいどうすりゃいいの?
文と写真:ベストカーWeb編集部
■クルマ選びでも燃費がいっそう重要になってくる!
原油価格やコロナ下からの経済回復などを受けて、ガソリンや軽油に適用されている補助金。正確には燃料油価格激変緩和補助金というが、こいつの終了が迫ってきたようだ。
識者などの予想によれば、早ければ今年9月のシルバーウィーク明け、遅くても冬を乗り越えた来年4月には終了と見る向きが強い。
補助金は灯油や航空機燃料にも支払われているため、終了の影響は暖房費や物流コスト、航空券代にまで及びそうだが、クルマユーザーとしてはやはりガソリン代の値上げが深刻だ。現状のような原油価格と円安が続けば、レギュラーガソリンですらリッター200円になることが考えられるからだ。
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燃料代がリッター200円となると、クルマの燃費性能が無視できなくなる。ちょっと試算してみよう。
たとえばリッターあたり20km走るクルマと、15km走るクルマで1万km走ったとする。前者は500Lだからガソリン代が10万円なのに対し、後者は約667Lで13万3400円がかかる。この差は5万kmで17万円弱、10万kmなら33万円超になるから、通勤などでクルマを使う人は覚悟が必要だろう。
これからクルマを買うという人も、燃料性能は気にしたほうがいい。たとえばヤリスの1.5LガソリンCVT/2WD「G」のWLTC燃費はリッター21.4kmだが、同クラスの「ハイブリッドG」は35.8kmとなる。
価格は前者が195万3000円、後者は229万9000円だが、実燃費でも10km/L以上ハイブリッドのほうがいいので、数年乗れば価格差の34万6000円は、ガソリン代で完全に元が取れてしまうのだ。
自動車メーカーなどは好決算などが相次ぎ、企業の賃上げのニュースも相次いでいる。なんとか給与が上がって、ガソリン代なんて気にせずに済むようになればいいのだが……。
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